2019/07/20
2019.07.18
この日起こったことを決して一生忘れることはないと思います。間違っても忘れないためにもここにこうして文字にして言葉にして留めておきたいと思います。
今もなお自分の中で感情がうまく整理できておらず、気を抜くと際限なくやるせなさが湧き出てきます
自分は生きていくために必要なもののほとんどを作品との対話によって得てきたと考えています。
そうして物語と向き合い、様々な物事に想像力を巡らせ、思惟を育んでいなければ今こうしてこの場所に自分がいることは有り得ないと確信しています。
作品はその邂逅を通して新たな自分自身と出会い、同じように作品と対話した人々と出会うことを可能にし、それまでの自分には考えられないような数えきれない出会いをくれました。
それら作品に命を与えた作り手たちを凶刃にかけた今回の事件は、肉親を殺された怒りと悲しみと何ら相違ないと考えています。
この日起きたことは決して忘れません。 この怒りは決して忘れません。
亡くなってしまった方々にもう何かをして差し上げることはできないけれど、
彼らに作品を通して施されたものは一つとして忘れません。
彼らから作品を通して受け取ったものを、自分が素晴らしいと感じたすべてを
今度は自分が世界に投げかけることができる人間になれるよう
たとえそれがどんな形でも どんなに微力でも拙くても 嘘にしないために
何かができる人になりたいと強く思いました。